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エンタメ・テクノロジーと、私たちの働き方に1日向き合ってみた。アカツキの合宿

「緊急ではないが重要なこと」に取り組む機会としてアカツキが大切にしている夏と冬年2回の合宿があります。「合宿」という名前ですが、宿泊なしの1日完結型で堅苦しさもありません。

その合宿を今年は大きくリニューアル。2020年2月14日MASHUPをテーマにホテル椿山荘東京で開催しました。
全員同時に1つのワークショップに向き合う形から、メンバーが企画した複数のカンファレンスを自由に選んで参加できる形に。やってみたところ、これがアカツキのみならず新たな成長フェーズへ向かっている企業の方々にも参考になる点があるのではということで、振り返りつつレポートをお届けします。2月以降、急速に拡大した感染症の影響により、アカツキにおいても、今後の開催形式について情勢を鑑みながら考えていきますが、ここでお伝えしたいのは、MASHUPというアプローチによって、一人ではできない他者の貴重な経験のインプットや思考のアップデート、自然なつながりの場を実現できたことです。1日の輪郭だけでもご紹介できればと思います。

350人が参加した『Akatsuki MASHUP DAY』

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合宿の名称は『Akatsuki MASHUP DAY』。「MASHUP」は、複数の曲からメロディー、ボーカルをそれぞれ取り出すことで、全く新しい一つの曲として誕生させる音楽表現を意味しますが、そんな創造の根源となる場でありたいという願いをこめた名前です。

全員が満足する平均的なものを作るのではなく、いまのアカツキの多種多様な個性・エッジを表現すること。それによって「他の事業部っていまどんなことしてるの?」など、知らないことを知って、つながる。そこから、また新たなアカツキ へと成長していく。そのようなサイクルを半年に1回つくろうとリニューアルしました。

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MASHUP:3つのグランドルール

従来の合宿ではワークショップがメインで、インプットとアウトプットがありましたが、この新たな合宿はカンファレンス形式のため、聞く場面、インプットが多くなります。一方通行にならず、学びが多く、気付きにあふれた1日になるように「用意する側・してもらう側」の垣根を越え、合宿を皆でつくりたい。そんな願いから3つのグランドルールを設けました。

1つ目は「サンクスカード」。「ありがとう」の気持ちを贈るカードです。隣になった人・セッションを準備してくれた人・身近な人。日ごろの感謝も含め、言葉にして贈ることを大切にしてもらいました。

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2つ目は「フィードフォワード」。カンファレンス終了後その場で、聞いて良かったことや「こういうとこ、こうした方がいいのでは?」など自由にコメントをボードに書き込めるようにしました。コメントは登壇者にも共有し、今後に生かせるようにしました。

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3つ目はウェルカムの気持ち」。各セッションのフリー席で隣になった、普段関わる機会が少ないメンバーや会ったことのない人に少し勇気を出してウェルカムをあげることをお願いしました。

午前中は大会場に集まってウォーミングアップ。創業者のトークセッションに参加しました。昼食後は3コマに分け、3つの会場で9つのセッション。そして2種のワークショップを準備。それぞれが関心あるものを選び、足を運びました。夜は懇親会で食事を楽しみながら部門を越えて交流。そんな1日をフルに使った日帰り合宿のハイライトをお伝えします。

メンバーの約7割が入社3年以内。創業からの物語にふれる機会を

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午前中はCEOの塩田 元規とCOO香田 哲朗の創業者2人によるセッションからスタート。アカツキ10年の歴史を振り返り、今後のアップデートへの思いを参加者全員で聞きました。約50分のトークからの一部抜粋です。

香田 アカツキは今年でちょうど10周年になります。合宿のコンテンツを考えていく中で、事前の何回かのアンケートを見たり、全体感を見た時に、現在地みたいなものが人それぞれでバラバラになってるな、と思いました。会社って1個のコミュニティだと思うんですが、身近な例でいうとサークルや部活に行った時に、小学校1年生から40歳か50歳の大人までいっぱいいる、みたいな。すごくばらけちゃってるな、って思いました。
ちょうどこの合宿を考える1週間ほど前、仕事で山口修平さん(アカツキExecutive Leadership Team Chief IP Producer)と出かけた時に、“「知らないことで争いが起きる」みたいなことって、国と国や宗教間でありますよね。相互理解できないと、セクショナリズムが加速して争いのもとになるという。組織でも「知らない」ことで、同じようにチームワークが機能しなくなるということがありますよね"というようなことを話してくれたんです。
それを聞いて、アカツキは今そんな深刻な状況ではないけれども、「アカツキでどういう人が働いてるのか」や、「アカツキはなぜこの事業をやっているのか」が分散して、だんだんとわからなくなってきてると思いました。「分散して」っていうのは、知ってる人と知らない人とのグラデーションがすごく濃かったり薄かったりとか、あるところは知ってるけれど、あるところは知らない、っていうことが起きてるという意味です。それで合宿のテーマを「知る」と「つながる」になりました。
まだ社員数が少なかった頃の合宿は、アカツキのみんなが、働いている人や事業を知ってる前提があって、「次何しようか」って話しができたけど、今はまず「知ってる前提」の部分を揃えにいかないと、次に歩みを進められないと思っていて、このセッションを設けました。それで、夜の宴会のゲームも入社した時期で均等に3グループに分けてみたら、3グループのうち2グループが入社3年以内の人のグループになったんです。

塩田 すごいグラデーションだね。最初の7年間で3分の1、直近3年で3分の2っていうことなんだね。

香田 そうだね。ここ2年半ぐらいで入社した人が7割近くいるっていうことだね。半年働いてると、もうずっと一緒にいるみたいに感じるけど「そういえば、あの時のこういうこと知らないよね」ということがある。今アカツキの中で当たり前になっていることを知ってほしいなっていうのがあります。歴史でアウストラロピテクスとか学ぶよね。ホモ・サピエンスをやった後に、いきなり近代をやるでしょ。2000年ぐらいの文明の歴史なんだけど、頭と超直近しかやらないから。日本の歴史も結局、江戸があってその前に鎌倉・室町があって。文脈でつながって今があるけど、一部しか知らないと、「次どういう風にしたらいいんだっけ?」が考えられないようなことがある。だから、ここで10年の話を2人でします。

ここから先は、2010年にリリースした初のゲームタイトルのエピソードから、資金が足りず必死に次のタイトルリリースを急いだこと、塩田の「戦ったり、人を殺すゲームよりも、つながるゲームを作りたい。アカツキという組織もみんなのつながりを大切にしたい」という2年目の思い。そこからヒット作が生まれ、マンションの一室から代官山オフィスビルへの移転と拡大していったフェーズ。香田がリードして立ち上げたアカツキ台湾の話。その後2016年に目黒のビルへ移転し、組織の風通しをよくするために周年祭を開催するようになった話など、10年の取り組み、失敗と大きな成功について笑いを交えながら語りました。

「大切なのは自立した個、そしてチームのつながり。それはこの先も変わらないアカツキの価値観」という塩田の言葉は、私たちの成長の源泉として、未来も継承していく確かなものであると感じました。

全11種類のセッションから選び、自分に生かす体験を

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午後はスケジュール表のように、各会場にわかれ、3コマの時間帯で9つのセッションと2種類のワークショップを実施しました。アカツキはモバイルゲーム事業を主軸に展開する企業ですが、リアルエンターテインメント事業に携わる部門や他の事業もあり、メンバーたちの関心も多岐に渡ります。
そのため、ゲームに特化したセッション、その周辺領域のセッション、グローバル視点での業界研究から、社外ゲストも招き、強い組織づくりを語るセッション、アカツキの良いところ・もっと良くなってほしいところを語る場まで、テーマも粒度もバラエティに富んだものを用意しました。

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ワークショップは、日ごろアカツキが組織を考える際に参考にしているストレングスファインダーとメンタルモデル、2つのテーマで実施。
ゲスト講師として、ストレングスファインダーを中村勇気さん、メンタルモデルを三好大助さんにいらしていただき、大変盛況でした。
参加したいものを自ら選び、当日参加してもらうこの形は結果としてとても好評でした。

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「つながり」がうまれるネットワーキングエリア

朝から夜の宴会まで、長時間にわたる1日完結型の合宿のため、すべてのコマをセッションやワークショップで埋める人もいれば、少し余裕を持って予定を組む人も。そんな時には、ワークショップスペースに隣接するネットワーキングエリアが便利でした。ここには休憩エリアがあり、テーブルでのんびりフリートークや、有志の健康チームによるマッサージと健康茶のサービス、公開ポッドキャストも実施していて、まさに自由空間。好きな時に訪れて、ゆるやかにつながったり、リラックスできるよう昼食以降の時間帯ずっとオープンしていました。ワークショップ後に立ち寄り、たった今受けた刺激と、あふれる思いを語り合う場面も見られました。

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一日の余韻を味わいながら、つながる時間

初の試みで運営側も緊張の1日でしたが、参加したメンバーの表情もおおむね良い雰囲気でホッとしながら、最後の宴会の時間に。所属するチームの枠を越え横のつながりが生まれるように、入社年ごとにチーム化したゲームで盛り上がるメンバーも多く、絶えず笑い声がわき起こるひとときでした。

創業10年の節目で開催した新たな合宿、MASHUP。これほど多くのセッションを仕立てられるのは、才能あふれるメンバー層が厚くなってきているということ。それに加えて、この大きなイベントに快く力を貸してくださった多くの社内外の方々のおかげでもあります。
最後に、運営チームとしてともに走ってくれた株式会社スペサンと椿山荘の皆さま、そして当日オフィスで業務にあたり、サービスを守ってくれたメンバーたち、多くの方々のおかげで合宿が開催できたことに心から感謝してレポートを終わります。

アカツキ 人事・広報部 江畑聡美 坂井 朋子

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