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国内に拠点を作ってみた振り返り

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2019』 の 23日目の記事です。 前回はkanaさんの、"海外拠点人事の私の「失敗」と「大切にしてきたこと」"でした。

この記事を書いている私については、Advent Calendar 2019の8日目「人事の仕事ってなんだろう」に記載がありますので、私の背景はこちらをご覧ください。前回はここまで歩んできた人事について自分なりの解釈を記載しましたが、今回は拠点人事/グループ会社人事としての観点で言葉を重ねていきます。これから新たな拠点を作る方や、組織づくりをしていかれる方のちょっとした道標になればと願いを込めて。

#アカツキの歴史とフェーズにおける拠点人事・グループ会社人事の位置付け


私がアカツキのどんなフェーズで取り組みを行なっていたかを知っていただきたく、アカツキの沿革から入っていきたいと思います。
(参考)グレイナーの「5段階企業成長モデル」タックマンモデルの5つのステージ(チームの発展段階)

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2016年10月から福岡拠点立ち上げを開始し、2017年3月正式オフィスオープン。2019年10月より、アソビルの運営等を行なっている株式会社アカツキライブエンターテインメントの人事・総務を担当しています。
2016年頃のアカツキといえば、それまでモバイルゲーム事業を中心に世の中に価値発揮を行なっていたところから、ライブエクスペリエンス事業(そとあそびのアウトドアレジャー等)を次の価値発揮領域へと会社が軸足を広げていくタイミングでした。また、2019年10月現在では、デジタルからリアルライフ領域まで幅広く世の中に感動体験を創出するエンタメ事業を展開しています。

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#福岡拠点立ち上げのミッションとゴール


国内第二拠点として福岡を立ち上げる際のゴールとミッションは下記のとおりです。

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※注記
1.Capsとは、Customer and product satisfactionの略称で「顧客とプロダクトの満足度最大化」を追求するチーム
2.CS業務とは、Customer Support(≠Success)業務の略称
3.SG事業とは、Social Game事業の略称で現在は「モバイルゲーム事業」と改称

各社拠点戦略を引く際には、"拠点事業(プロダクト)型"の拠点完結型なのか"拠点役割型"の本社連動型なのかを考えるかと思いますが、アカツキ福岡拠点は拠点役割型としてスタートしました。
(※以下、本社・子会社という表現はアカツキの文化らしくないと思うため、本社のことを「東京,東京側」子会社のことを「福岡,福岡拠点,拠点」と表記しています。)
拠点の立ち上げがうまく機能するかわからないため、直近1年のゴールを会社と握りました。当時福岡拠点のプロジェクトレビューをしている際に塩田さん(アカツキ代表取締役CEO)から『どうなったら、プロジェクト中止するの?』と質問されたのを鮮明に覚えています。
(鮮明に覚えているのは、質問された時考えていなくて背中に冷や汗をかいたからですね。その時は、◯月までに◯人採用できなければ、福岡の拠点がよりアカツキの提供する価値を広げていく第二拠点になる、という仮説が間違っていたと判断します。と答えたような記憶です。)
2015年に行った人・組織に関する議論の場で『会社の一番のリスクは何か』という問いがあり、『目の前にあるチャレンジする機会で、チャレンジができないこと』という会話がありました。チャレンジできない要因は"キャッシュがない” "人がいない"の概ねどちらかで起きるため、福岡拠点は主力事業のモバイルゲーム事業が安定的に運用ができる体制を構築することをミッションに置きました。

#拠点づくりを行う中で大切にしていたことと願い

[1.役割を福岡拠点に運ぶ]
拠点のスモールサクセスを積んでいくために、東京側のメンバーが行なっていた業務を暗黙知から形式知に落とし込み、"場所が離れていても出来る”"習熟度によって行う業務を分ける設計"を東京側では進めていきました。
[2.規律の構築]
これは事業を作る際の組織構築でも同じ観点かと思いますが"スモールチームの時ほどチーム施策を厚く行う"ことを大切にしていました。
人の集まるグループやチーム、特に共通の目的・共通言語を持ったチームでは、新たにメンバーになった方は従来いたメンバーの行動や使う言葉がそのチームの哲学や文化だと認識することから、初期メンバーには今思うとやや規律重視の対話を行なっていたかなと振り返っています。(アヒルの雛が初めて見た動いたり喋ったりするものを親だと思う"刷り込み"と同じですね。)
[3.文化と技術の融合]
2017年3月のオフィスがオープンする頃には、福岡メンバーも10人弱のメンバーが仲間になり、オフィスには毎朝コーヒーの香りが気持ちよく漂っていました。一方で、東京で以前よりCS業務を行なっていたメンバーは福岡メンバーのスキルがなかなか上達しないことや、なにをやっているか見えにくい状況に苛立ちを覚えさせてしまったこともありました。
3月に行なったCapsチームの年度振り返りの場には福岡メンバーも東京に呼び、日々一緒に仕事をしているメンバーが過ごす拠点関係なく”One Team”になってコトに向かえるようロングミーティングを実施しました。
その後、東京側メンバーが3ヶ月ほど福岡に滞在し技術の伝道を行うことや、アカツキの”コトノハ”を使ったワークを実施したりと、文化と技術の融合を計りました。

 📷福岡に長期滞在した森田健太郎さんと福岡メンバー’s📷

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 📷アカツキの”コトノハ”を使ったワーク📷

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(参考)アカツキのコトノハ

[拠点人事としての願い]
会社の役割として福岡拠点のゴールやミッションは置いていましたが、新たに仲間になってくれるメンバーが増えるにつれてまた別の感情も浮かんできました。

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大好きなアカツキの文化(アカツキハートやコトノハに出てくる類のもの)の火種を福岡に持ってはいくが、どんな色の花が咲くかはメンバーたちが創っていくということ。たとえ短い時間しか一緒にいることがなかったとしても、アカツキ福岡にいた時間になにかしらの彩が生まれること。
既にアカツキ福岡を卒業したメンバーもいますが、当時を共にしたメンバーはどんな思いでその時間を過ごしていたのかいま改めて聞いてみました。

一人目:2017年7月に福岡拠点にジョイン。ゲームの検証業務から新規タイトルのユーザー体験を創出するカスタマーエクスペリエンス(CX)立ち上げなど行ったのち、2019年11月に卒業したKさん。
"入社のきっかけは「感情を報酬に発展する社会」というフレーズに引かれて入社したのですが、純粋に、楽しそうという印象で入りました。在籍していた時間では働くということを通じて、自分の気持ちを整理する、伝えるという機会がとても多かったなと思います。
今まで働いた会社では毎日仕事をこなしていた感じでしたが、アカツキでは、所属PJTの業務だけでなく、東京と福岡の連携、自分の拠点ができることは何なのかと、関わる全てに全力をかけていたように思います。それはやっぱり、関わる人みんなが全力でいてくれたからかなと思いました。
いま卒業して振り返ってみると大変なことや辛かったことも多かったけど、新しいことにチャレンジする勇気とか、いろんな人の考え方・生き方とか、壁にぶち当たったときの心得とか、自分の間違ってた所の気付きなどなど、得るものは遥かに多く、楽しかったなという印象です。""

二人目:2017年2月に2人目のメンバーとして福岡拠点にジョイン。ゲームの検証業務からスタートして、目標であったゲームプランナーになった井原さん。(現在、アカツキ本社所属)
""アカツキ福岡で一番記憶に残っている出来事はやはり入社時です。当時はまだ仮オフィスでメンバーもほとんどいない状態だったので、いざ現場を見たときに今までとは違う新しいことがやれる!という実感と、これからの仕事に対する不安の両方を感じていました。前職の経験を生かして最初は検証業務の立ち上げを行ってましたが、「自分たちでイチから考える」というのは今まで経験が無く、チームや仕事に対して悩むことも少なくありませんでした。ですが、周りの方々から業務だけでなく内面的にもアドバイスをいただけることが多く、仕事の中で日々成長できる機会は多かったと感じています。その後、東京オフィスにて目標であったゲームプランナーへと転向しました。また、入社当時の気持ちを忘れることなく、今でも次のステップに向けて努力しています。
アカツキ福岡は、個人の成長を第一に考える文化のある場所なので、自分にとってもゲーム業界での成長チャンスや夢を追える職場だったと思います。""

三人目:2017年7月に福岡拠点にジョイン。ゲームの検証業務からスタートして、現在はアカツキ福岡の情シスとしてIT領域の守り神をしている小石さん。
""入社して最初に驚いたのは、日常の会話の中にアカツキのコトノハに出てくるような言葉が普通に使われてるんだなという点です。(前職でも社訓や経営理念はありましたが、日常的に会話にでてなかったなと記憶しています。)
福岡拠点入社した頃の仲間は、他のメンバーを思いやる人が多いなぁと感じていました。日々の掃除だったり、何かあるときに手伝うという無償の愛のような気持ちがあったのかな、と。また、仕事をする上で1番大切にしていたのは東京と福岡それぞれ拠点は離れていましたが同じCapsメンバーであり、同じアカツキなんだという気持ちは常に持っていました。
今は本社と子会社(※)という形になってしまいましたが、当時は特に同じ釜の飯の人間でただ席が遠いぐらいの感じでしたね。今もそう感じる部分はありますが、やはり親会社と子会社みたいな関係は少し言葉として出てきているような気がします。
あと、余談ですが拠点立ち上げの初期はリーダー自ら先頭切って戦場を駆け抜けながら後方のメンバーに対してもゲキをとばし鼓舞していく。そしてそれがチーム全体に伝播していく。そんなリーダーが必要なんだろうなと思っています。だからこそ、アカツキで走りたいという思ってた人は多いですしアカツキが当時ミッションに掲げていた”ゲームの力で世界を変える"というワードもスンッと入ってきたんだろうなと感じています。""
※福岡拠点は2018年1月に会社化

全てのメンバーからの言葉をもらえているわけではないですが、私も含めて4人それぞれが、それぞれの場所で火種を紡いでいっているのかなと感じています。

#振り返って思うこと


拠点作りにおいて、いま振り返るといくつか大切なポイントがあったなと思っています。(あくまで、私の主観ですが。)
・自らが率先垂範と実行の体現者となること
・拠点役割型を採用する際に、BPR等を通じて業務を運ぶ"従来からあるチーム"にも所属していること
・本社側の状況を、理解認識できていること。情報を待つではなく、取りに行けること(東京側の状況を踏まえて拠点運営を行えている)
スパンオブコントロール(マネージャー1人が見れるメンバーの人数。5〜7人程度と言われている)の観点で組織拡大の設計を行うこと
たくさんの方に力添えをいただけること

アカツキの社内のみならず、福岡市や県の方、先んじて福岡拠点を作られていた諸先輩方、アカツキ福岡を選んでくれたメンバー。数え切れないほどの方との関わりの中でいまこうして振り返って記事が書けていることに、改めて感謝の気持ちを込めて。そして、これから新たな環境を進もうとされている方が、少しでも前向きに楽しく進めますように。

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